以前、NHK発のフェイクニュースを取り上げて、北欧ブランドがいかに使いまわされているかを書きました。
使いまわされていると言っても、メディアに取り上げられるのは基本的に歓迎すべきことですよね。「日本の○○に学べ」なんて言われれば、私たちもうれしいです。
宣伝してくれて、好感度が上がるなら、多少の間違いに目をつぶることもあるでしょう。
しかし、やはり限度はあります。
アイドルじゃあるまいし、勝手な願望や幻想をいちいち押し付けられたら、うんざりしますよ。
フィンランドの場合、そういう耐え難いレベルまで行っているのかもしれません。
ということで、昨年(2016)の夏、フィンランド大使館は「フィンランドの学校がこう変わる!Q&A10選」というお知らせを出して、フェイクニュース対策に乗り出しました。
(「フィンランドの学校がこう変わる!Q&A10選」の魚拓はこちら)
そのお知らせが否定しているのは主に以下のような情報です。
*「科目教科」が全廃 ← ウソ
*「宿題を廃止した」(マイケル・ムーア) ← ウソ
*「九九を暗記しない」(シェーン・スノウ) ← ウソ
要するに、フィンランドの学校では、科目教科はこれまで通り存続するし、宿題もあれば、九九の暗記もする、ということですね。おまけに試験の必要性まで説いています。
ところが、依然としてフェイク情報を鵜呑みにする先生がけっこういるんですよね。しかも「教育の専門家」に多い。
中には、よせばいいのに、積極的に拡散する人もいたので以下に報告します。
(続く)
1 thought on “大使館が否定してるのに、フェイク情報を拡散する先生たち その1”