スウェーデンの犯罪統計が信用できない

 

先日は、スウェーデンにおけるレイプの実態について書きました。「同意なきセックス」とか「夫婦間のレイプ」を取り締まるワンランク上のフェミニスト先進国かと思いきや、現実は正反対で、一般国民はガチ・レイプに怯えている、という内容でしたね。

今回は、窃盗事件をチェックしてみます。

 

減少する窃盗事件・・・の統計

スウェーデンでは全般的に犯罪が増加していて治安が悪くなっているのですが、なぜか窃盗関連事件(スリから銀行強盗まで含む)は減少しています。

スウェーデン国家防犯局(Brå)によると、2014年は540,000件だったのが2018年は445,000件と、5年間で約17%の減少です。

こういう統計だけを取上げて、”キャッシュレスにしたから盗難が減った” とか、テキトーなことを言いだすリベラル馬鹿メディア(Guardian)も出てくるわけですが、銃撃事件やレイプが増えているのに窃盗だけが減ってるって、どうも納得いきませんね。
なぜ減ったのかを考える前に、本当に減っているのかを検証しなければいけないと思います。

 

通報を諦める商店

統計とは裏腹に、スウェーデンでは多くの店舗経営者が万引きや窃盗の多さに悲鳴を上げています。

例えば、以下の記事は、スウェーデン西部Kungsbacka で食料品店の店主が万引きに悩まされていることを伝えています。

 

 

「窃盗を何度も捕まえたけど、警察の捜査や裁判に行くのはごくわずか、ほとんど無罪放免にしてしまうので、万引きしてもOKと言ってるようなもの」、と店主は嘆いています。

 

また、以下の記事では、ストックホルムにあるスーパー経営者の話しを紹介していますが、

 

「万引や窃盗は日常的。週に一度は店員が “殺すぞ” と脅迫を受ける。12月には集団万引を止めようとした店員が怪我をし入院した」と語っています。

統計上では窃盗は減少していることを伝えると、「それは犯罪が減ったからではない。警察は捜査しないから通報しなくなっただけだ」とのこと。

 

さらに、流通系の企業団体 Svensk Handel も、「窃盗が減っている」という国家防犯局(Brå)のレポートに反論、

 

窃盗の統計が減っているのは通報する人が減っているから、と先の店主と同様の主張をしています。

 

警察力の不足 ー「最低被害金額」以上じゃないと捜査しない

 

一方、警察の対応の方はというと、商店主たちの「警察は捜査しない」という証言を裏付けるような事実が報道されています。

例えば、スウェーデン南部のクリシャンスタードの警察は、人員が足りないので事件に優先順位をつけて捜査するよう現場に指導しているそうです。

 

 

銃撃事件等の凶悪事件を優先するようにと書いてあるので、窃盗事件の優先順位は当然低いことでしょう。

 

また、いくつかのスウェーデンの警察は捜査の「最低被害金額」を設定しているようです。先のKungsbackaでは、60クローナ(700円ぐらい)以下は捜査しないことになっている、とのこと。
また、ストックホルムの警察は5,000クローナ(55,000円ぐらい)以下の詐欺?は捜査しない、という報道がありました。

 

 

捜査の最低被害額を公表するってことは、つまり、”それ以下ならどうぞご自由に”、と言ってるようなもんでしょう。
それとも、少額の被害に警察力を使うのはムダ、とするのが合理的だとでも思ってるんでしょうか?「1円でも犯罪は犯罪」というラインを守るからこそ、抑止効果や教育効果が出るわけで、そういう効果を全て放棄するのは合理的でも何でもないと思いますが・・・

いずれにしろ、窃盗なんぞにかまっていられないほど警察力が不足しているということは確かなようですね。

 

スウェーデンは犯罪暗数製造工場か

ここまで読んで、統計が示す通りスウェーデンの窃盗犯罪が減っている、とお気楽に考える人はあまりいないと思いますが、警察が捜査しないから通報しない、って、レイプと根は同じですな。犯罪の暗数もさぞかし多いことでしょう。
まさか、通報を諦めさせて統計を整えるのがスウェーデン政府の方針、だったりして・・・


そんな中、スウェーデン政府は警察予算の削減を決めたようです。以下の記事は、予算削減に抗議する野党のみなさん。

 

 


警察予算を狙い撃ちして削減したわけじゃないとは思いますが、警察力を強化する気はないんでしょうか。
統計上の犯罪件数減少 → 予算削減 → 警察弱体化 → 通報減少 → 統計上の犯罪件数また減少・・・というスパイラルになったら犯罪暗数製造工場になっちゃいますよ。

レイプといい窃盗といい、スウェーデン政府は「治安の悪化を見たくない」という病気に罹ってるんじゃないでしょうか。「調査の結果イジメはなかった」と言い張る日本の教育委員会と変わりありません。映画化するとしたら、まさにこんな↓感じ。

 

 

以上

 

 

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