まだまだ続くフィンランドの学校教育崩壊:学校暴力、猥褻教師、塾の流行


フィンランドでは学力低下に加えて、対学校暴力(含未遂)が頻発していることについては去年(2017)書きましたが、その後も様々な問題が出ています。

 

*学校暴力

前回紹介した「銃を振り回す女子」のような派手な「絵」はありませんでしたが、学校の放火女子生徒による襲撃計画学校爆破予告など対学校暴力は続いています。

以下は、学校に爆破予告があったため、タンペレ市の3つの学校で生徒が避難したという事件の報道です。

 

日本の学校だってこれぐらいのトラブルはある、と思う人もいる(?)かもしれませんが、こういう事件を知った後で、「フィンランドでは教師が尊敬されていて・・」とか「生徒との信頼関係が・・」とか、フィンランド教育を礼賛してる人の話を聞いたら、確実にシラケますよ。

ところで、フィンランドではこの手の事件で「女子の活躍」が目立つわけですが、もしかしたら以下のことが関係あるのかもしれません。

 

*猥褻教師

昨年は、生徒の非行より教師の猥褻行為の方が目立ちました。

まず、ヘルシンキの高校で演劇を教える教師がセクハラで告発されました。なんか10年以上前から生徒から文句は出ていたけど、学校が握りつぶしていたらしいです。

 

また、ヴァーサ市では、教師のセクハラ行為を止めさせるよう生徒から校長に嘆願書が出され、


トゥルク市では教師のセクハラ行為で市長が生徒に謝罪、


そしてとうとう、ニーニスト大統領が今年の年頭の挨拶で、生徒がイジメやセクハラに遭っていると指摘する始末。


大統領が言及するってことは、ここで紹介した事件以外にも、もっとスクール・セクハラがあったんだろうなぁ、と想像しちゃいます。私はフィンランド語の記事は少ししかチェックできないので。

ご案内の通り、日本も猥褻教師では負けていません。加えて、文科省のトップがラブ・オン・ザ・ビーチだし、日教組の委員長もエロ関係で辞めてるぐらいですから、安倍首相にも一言いってもらいたいですね!

 

*学習塾の流行

そして、フィンランドで学習塾が流行している、というニュースもありました。


その学習塾は、医学部進学コースで7,000ユーロ(約91万円)ぐらい取るらしいのですが、盛況なため小学生にも市場を広げようとしている、とのこと。
フィンランドでは分数の計算できる生徒が2割以下だそうで、そんな人が医者になったら大変ですから、塾でみっちり勉強してもらわないといけませんね。


また、以下は2013年の報道ですが、Private Tutoring(つまり塾)の需要が激増しているとのこと。少なくとも5年前にはすでに学習塾はあったようです。


「フィンランドは塾がないのに世界一」って言ってた人もいましたが、教育関連の話って一事が万事こういう調子で、ウソだらけ

ということで、以下の朝日の記事はフェイクニュース決定ですね!


しかし、現地まで派遣してこんなウソ記事書かれたんじゃ、朝日新聞さんも大変ですね。この記者から飛行機代だけでも返してもらった方がいいんじゃないでしょうか?

 

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5 thoughts on “まだまだ続くフィンランドの学校教育崩壊:学校暴力、猥褻教師、塾の流行

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