「昨晩スウェーデンで」発言以来のトランプ VS スウェーデンは、スウェーデンの完敗

昨年(2017年)2月、トランプ米大統領の「昨晩、スウェーデンで起こったことを見ろ」という発言が、大きな波紋を呼びました。
なぜ波紋を呼んだかというと、トランプ大統領は移民流入で治安が悪化している国としてスウェーデンを挙げたにも関わらず、その発言の前の晩、そこでは特になにも起こっていなかったからです。

要するに、単なる勘違いだったわけですが、それまでフェイク・ニュース・メディアと罵倒されていた欧米のマスコミはここぞとばかり大喜びで報道しました、「昨晩スウェーデンでは何も起こってないぞ、トランプこそフェイク・ニュースだ」と。
スウェーデン政府も「事実を検証してから発言するように」とやや上から目線でたしなめたりして、一時スウェーデンは悪者のトランプをやっつけたヒーローのようになりました。

しかし、その後の経緯はあまり報じられていないようなので以下に報告します。

 

トランプ大統領の言った「昨晩(=2017年2月17日)」はたしかに何も起こっていませんでしたが、その数日後、ストックホルムの Rinkeby地区で早速暴動が起きていました。

 

そして、4月にはストックホルム中心街でトラック・テロ。

 

また、全般的な治安の悪化も顕在化していきました。

事態が悪化する中、政府は武器を警察に差し出せば罪を問わないという武器恩赦政策の検討に入ります(2018年2月に実施)。その一方で、治安の悪化を示唆するような発言の取締りにも力を入れ、「犯罪を犯してるのはほとんどが移民系」とSNSで発言した警察官の取り調べをしたり「女性は独りで夜出歩かないで」と警告した警察官を指導して発言を撤回させたりしました
政府の対策が「刀狩り」と「言論統制」って、いろんな意味ですごいですね。

 

やがて、警察署が公然と狙われるようになり、

 

政府内から、これまでの移民政策を後悔するような発言が出てくると、

 

ロベーン首相はもうなりふり構わず「(移民系)ギャングに対抗するため軍の投入も辞さない」と発言します。もうトランプ発言どころじゃないっす。

 

そして、3月に首相が訪米。記者会見で移民政策について聞かれると、トランプ大統領に「私の言ったことが正しかったと証明された」と目の前で言われてしまう始末。見事な完敗。

 

最近は打って変わって移民や難民に対して厳しい言動が目立つスウェーデン。これまでの融和策の反動なのでしょうが、すでに移民のパラレル社会が出来上がっているだけに、急な政策転換はトラブルを大きくするような気がします。

以上

 

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